
2019年のワーストバイの経験からスマートフォンおよびハードウェアは海外のレビューを参照するようになりましたが、それと同時に実は国内のレビューの見方も見直す運びになりました。
あえて本題の方に書かなかったのですが、昨今ステマ関係の問題が勃発している事や、英語圏の情報が取れない人が釣られているのを見ていて一応書いておく事にしました。
現在公開中 映画の “ステマ疑惑” ディズニー公式HPで謝罪
「日本のスマホ市場は閉鎖的で罠だらけ」、中国では「Xiaomiも成功できない」と諦めムード
国内の評価パターン
職業評価系サイトはそもそも否定的な意見が書けるわけがないため、高評価になるのが至極当たり前です(笑)。
そういった当たり前の部分を度外視してスマートフォンに限定していますが、海外評価やスコアテストをガッツリ見るようになってから国内の評価パターンについてもいくつかの点で考える部分がありました。
- レビュアーが近似世代機 or 近似世代同等スペック機を持っていない
- コンコルド効果
- ハードの評価をすることが難しいため評価基準がソフトウェア
- ステマ
- キャリア環境
という4+1つの問題が考えられます。
1.2.3について
私自身も含めて1,2,3は個人だとどうしても限界があるためしょうがない部分ではあります。
特に3はどうやって測るかが難しい事もあり、私も海外のレビューを見始めるまで、評価方法がモワッとしていたのは事実です。
私個人としては、ソフトウェアは選択と集中と位置付けているため、メーカー純正の余計なアプリはアンインストールor削除し、最低限のより使えるものだけを抜粋しています。
そのためソフトウェアの評価に興味はなく、知りたいのは上物を使うにあたってハードウェアがどう言った反応をするかと言ったことです。
極端な話、ソフトウェアに関してはカスタムOSとランチャーの使い勝手と、それを踏まえた上で更に使えるアプリがあればレビューして欲しいなぐらいの気持ちです。
4.ステマについて
上記のような事情を踏まえてメディア情報を見に行くと、メーカーから端末が配布されていたりするので、無料で手に入ったものとしてのレビューになるため、コストやコスパの概念が念頭にない内容や、貰い物なので次の仕事のためにさし当りのない間接的にステマに近い形のレビューになっているものが少なく無いです…
日本はディズニー問題であったように、ステルスマーケティングは消費者庁の指摘にあるくらいですが、アメリカやイギリスなどは規制が厳しく法律で違法とされています。
(とはいえ日本と海外ではメディア情報の接し方に差異があり、アメリカでは宣伝はそもそも騙しのテクニックの一環なのだという考えがあるようで、クリエイティブ性があったりウィットに富んだやり方は称賛に価するそうです。日本は情報メディアはある程度信用できるものと認識する傾向があるためはめられる事もあるわけです。)
ステマに関してはやはりウソをウソだとry…と言うのは本当に見る事に対する努力を怠るべきでは無いなと。
5.キャリア環境にいて
また5つ目の問題として考えていたのがキャリア問題。
日本人は携帯電話をキャリアで購入する人が多いため、キャリア窓口から購入する人が圧倒的に多いはずです。
スマートフォンはキャリアで購入するものと考えていますが、メーカーから直接購入できる物もありますし、(◯みたいな法律である)技適が許せばグローバル版や海外限定品を直接輸入しても良いわけです。
一連の知識を知らないため、電話屋で電話を買うと言う閉鎖的環境になり、日本のスマホ市場は閉鎖的で罠だらけと言うXiaomiの言い分も一理あると考えています。
キャリア契約の縛りがあり、自由に買い替えられない環境であり、また実質0円や最近消費者庁に規制されている値引き問題などもあり、逆に極端に杯を奪おうとするバラマキもあり、全体としてよく分からない状態になっています。
個人的には市場がもっと健全かつ多様化して欲しいなぁと。