【投資】外国人は本当に円を買うのか?国内外の取引を調べてみた!

 

はじめに

世間的に言われている事の中に「世界が不安になった時に日本は安全なので日本円を買う」と言う事が結構言われます。

 

正直自分も「そんなものなのかな〜」と思っていました。

 

弊社に白人圏の人が少なからず居るので、飲みに行った際、投資の話になった時に興味本位でこの話を聞いてみたところ、ここ数年で「日本の資産が安全だから日本円買おう」なんて話をあまり聞かないらしく、むしろ日本の資産はなるべく買わない方がいいよねみたいな話はチョロチョロ聞くそうです。

 

そのためここ数年は外国人が日本円を買うと言うのは話として信用できないと思い、国際決済銀行(BIS)の資料を確認してみることにしました。

 

中央銀行の調査

国際決済銀行(BIS)は3年に1度、各国・地域の金融機関の協力を得て国際的に整合性のある統計をとっています。

 

金利デリバティブ取引つまり日本の金融商品の1営業日の平均取引高は2010年の時、1営業日平均およそ899億米ドル使われていました。

 

現在の円換算でいくと9兆10兆円ぐらいが1日の為替取引で使われた金額になります。

 

2010年は「国内が約135億米ドル」で「海外が764億米ドル」5倍ぐらいの金額を海外の人が日本の金融商品を取引していたことになります。

 

当然日本の為替が動く理由というのは海外起因が3,4倍理由として大きいわけです。

 

ところが一番近々の調査資料である2016年になると外国為替市場で使われる取引高が559億ドルなので日本円を扱う事が6年で約3,4割減少しています。

 

2016年は「国内:208億米ドル」で「海外:351億米ドル」っということで、大体「2対3」になりました。

 

元々は「1対5」ぐらいで海外の方が多かったのが、今は「2対3」で海外が3ではあるものの約半分が日本になっています。

 

さらに外国為替取引に関して、1営業日の平均取引高は2010年は3123億米ドル、2016年は3990億米ドルと増加しています。

 

2010年は「国内:931億米ドル」「海外:2193億米ドル」、2016年は「国内:1472億米ドル」「海外:2518億米ドル」です。

 

数字から見た確度

このことから世界が不安だという時に何が起きてるかっていうと、日本人がアメリカとか中国に投資してるお金を日本に戻してるだけではないのかという事です。

 

海外の人が「日本が安全だと思って買ってる」と言うのは昔の話で、最近は「日本人が海外が危ないと思って日本円に戻してる」という確度が高そうだと言う事です。(違う可能性もありますが)

 

なので近年、海外の人が「日本が安全だと思って日本の財産を買っているので円高になっている」と言うのは一概に正しくない可能性があります。

 

10年前は世界が経済的に不安になった時や、EUやアメリカがやばいという時など、世界中の人が日本が安全だから日本のものを買おうという事で日本の財産を買っていたのは事実です。

 

しかし2016年、つい3年前の段階で元々5倍いた海外のお客さんが日本人とほとんど変わらない1.5倍程度しか来なくなりました。(金額ベースなので微妙な表現ですが)

 

日本の財産が今の世界情勢で円高になっているのは事実なんですが、それは海外にお金を出してた日本人が日本に戻してるだけで、世界経済の流れからすると日本って結構気にされない国になりつつあるというのが数字から見られるので、これは結構大変だなと思いました。

 

日銀がETF買いを続けているため、相場が下がらなくなってことで価格の流動性がない市場に対して、海外の投資家が日本株への資金流入を回避している事や、機関が円売りと円買いを抱えているかにもよるため、一概にこうだと言い切ってしまう事自体が間違いな気もしますがこういった見方も出来るなと気付いたしだいです。

 

Pocket

コメントする