【書評まとめ】5分で分かる「メモの魔力」

 

ビジネス書のランキングで上位に入っている「メモの魔力」と言う本。

 

20万部以上売れているため読む前はビジネス的なメモの取り方の本だと思っていたのですが、絶妙に違っていたので簡単に内容をまとめたいと思います。

 

著者はSHOWROOM株式会社の社長であり石原さとみに唾を付けた事でお馴染みの経営者、前田裕二氏です。

 

はじめに

この書籍ではビジネス的なメモの取り方ではなく、物事を理解するためのアウトプットツールとしてのメモ(ノート)の使い方です。

 

そしてメモの本質は「ノウハウ」ではなく「姿勢」であるとしています。

 

書き写す事のノウハウを伝えたいわけではなく、知的好奇心を持つ事と、知的創造性に対する貪欲なスタンスがメモを活用するために必要な姿勢なので、この素養を身につけて欲しいとしています。

 

「記録」としてのメモではなくて「知的生産性」のためにメモを使う事を書いており、

 

写経ではなくアウトプットツールとしてメモを使いましょう。と言う事です。

 

起こった事象をメモする事は機械の行う事で、生産性のある人間は新しいアイディアや付加価値を自ら生み出す事を強く意識してメモを書くべきとしています。

 

ノートの使い方

memonomaryoku_note

 

このメモの取り方を簡単に説明すると、ノートを見開きで贅沢に使い、一番左側に「標語と日付」を書きます。

 

それに対する「サマリー(ファクト(事実))」を左側の余った部分に書いていきます。

 

標語とファクトに対して思い付いた「抽象化」と「転用」を右側のページ半分づつに分断し記載していくイメージです。

 

メモの取り方は見開きを大きく使う事で窮屈になら無い発想をする事が出来、また左側に「事実」右側に「発想」を記述する事で右脳左脳を意識しているそうです。

 

本書とは関係ありませんが、右脳と左脳の俗説は誤りなので左右は好きに使っていいと思います。

(細かい書き方のテクニックとして項目毎での色分けや記号わけでヒモ付きを見れるようにしておくといった事が書いてあります。)

 

「ファクト→抽象化→転用」この手順(下記の3つ)が最重要ポイントだとしています。

  1. インプットしたファクトを元に
  2. 気づきを応用可能な粒度に抽象化
  3. 自らのアクションに転用

 

抽象化は最強の武器

知覚認識した情報を知的生産性に繋げるための方法として抽象化を行なっています。

 

抽象化がこのメモ術の根幹であり、人間に与えられた最も重要な思考機能であると断言しています。

 

そしてこの抽象化にも3種類「What」「How」「Why」があり、

  • Whatは現象や考え方に名前をつけて呼び直す。
  • Howは目の前の事象の特徴を深掘りしていく。
  • Whyは当たった理由を抽出して別の企画に転用したい時自分の心に問いかける何故と言うもの。

 

「どんな」「なぜ」による抽象化を行い、より多くの事柄に当てはめることが出来る概念を導き出すことが出来ます。(他の具体例にも当てはめて転用できる方がより生産性の高い抽象化こそがこのメモの本質です。)

 

事実から本質を見極め、それを自分の行動に移すという仕組みを作り上げることで、目指すべき目標を達成する能力が向上するでしょう。

 

 

メモで自分を知る

ここまではメモを取る考え方をまとめましたが、アクションを起こすに当たって自分のコアを理解する必要がります。

 

自分が何を達成すれば幸せになるのかを知らない状態では、敵がいないのに勇者になった状態です。

 

具体的に何をするかまで書かなければ人生は変わりません。そのため自分のコアを理解するまで自己分析をやりきる必要があります。

 

そのため、まずは自己分析をして本当に達成したい人生の目標を見つけましょう。

 

自分のコアを理解するために、改めて自己分析ノートを前述した内容で書き、行動指針を持つ事を提言しています。

 

まとめ

とにかく何度も出てきている「抽象化」が本書のもっとも重要な考えになっています。

 

ファクト→抽象化→転用」というフレームワークを用いる事。

抽象化→転用でさらに思考を深め案件に生かしていくといったイメージです。

 

メモをとる上で大切なのはシンプルにとにかく書く事

 

そしてメモとはノウハウではなく姿勢であり、メモができる環境を整え、メモをとり続ける事から始めましょう。

 

自分の内からも外からの情報分析をし、自分の行動改善そして人生の軸に沿って行動し続けることが夢を叶える方法であり、それを助けてくれるツールがメモというのがメモの魔力のまとめになります。

 

この内容は重要点の要約になりますが、書籍には事例も書いてあるので気になる方はメモの魔力を読んでみてください。


 

終わりに

私個人の書評になりますが、正直思ったより期待はずれでした。

マインドマップなどの書き方を知っている人であれば改めて読む必要がある書籍では無いと思いますが非常に売れているなと。

抽象化というものは技術的な仕事をしてる人にとって至極普通なことであるため、抽象化の考え方よりも、最終的なアウトプット(転用)から夢に対して行動するまでの心理障壁をどう捉えているのかこそ抽象化して説明すべき内容かなと。

本書では特に抽象化と言う単語を書きすぎているため、細分化と混在してしまっている場所もあるのも気になります。

またビジネス書の特徴でもあるのでしかたありませんが、学術的な書籍ではないので、例が著者だけであり科学的なエビデンスが無いに等しいのがどうしても気になるところです。

 

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