本書は昔から心理学で言われる3:7の原則を元にして、インプットしたものはアウトプットしないと記憶に残らないという内容をもとに、脳科学に裏づけされた「伝え方、書き方、動き方」を書いた書籍になります。

 

書籍の内容は辞書的になっているため実用的ですが、センテンスが多過ぎるのと、直接的な内容ではないものが多々あるので、簡単に要約しまとめようと思います。

 

はじめに

初めにインプットとアウトプットの黄金比は「3対7」なんですが結構意外だと思います。

 

勉強で言えば教科書を読むのがインプット、問題を解くのがアウトプットになるわけですが、教科書読むのに7使っていたという人は多いと思います。

 

しかし成長曲線と言うのはアウトプットの量で決まるそうです。

 

読書で例えると10冊読んで1冊もアウトプットしない人と、3冊読んで3冊ともアウトプットする人を比べてみると、3冊読んで3冊アウトプットする人の方が記憶に残りやすく成長するというわけです。

 

アウトプットが大事ということは分かったけれど、一体どんな方法でアウトプットしていけばいいのかが載っているのが本書です。

 

本作ではアウトプットの定義を「話す、書く、行動する」としています。

 

この「話す、書く、行動する」の重要性、そして具体的な実践方法を読者の成長を加速させる80の方法として書いています。

 

実践方法のまとめ

チャプターを大きく5つに分け、それぞれの大項目に沿う内容が記載されています。

 

1.「アウトプットの基本法則」

ここではアウトプットの重要性とその理由について前提となる内容を記載しています。

 

「 input output feedback 」のサイクルについて、さらにアウトプットの六つのメリットを紹介しています。

 

印象に残ったのはインプットは知識が増えれども現実の変化は何一つ起きないという事。

 

しかしアウトプットは行動だから現実の世界に影響を与えることができるということです。

 

ブログ程度で現実世界が変わるという実感は起きませんが、youtubuerなど極端な事をやっている人は現実世界が変わってきていると感じるでしょう。

 

変えることが出来るのは自分だけという言葉がある通り、自分の行動が変わると周囲の人達に変化を与える事が出来るので現実が変わります。

 

成功している人の多くがとにかく行動を起こす、そして行動のスピードが早いというのもアウトプットが人生の成功法則の1つだと言えます。

 

2.「科学に裏付けられた伝わる話し方」

アウトプットの手法の一つである「話す」事で記憶の定着について記載しています。

 

ポジティブな事をアウトプットする事で感情が安定するということ。

 

悪口を言う事はネガティブ思考の訓練になってしまうので、ネガティブな事を話すのは特になりません。

 

そしてネガティブ思考は人生のブレーキになるので直ぐに辞めようと言った内容はためになりました。

 

またポジティブな事はネガティブなことの3倍のアウトプット量が必要らしく、ポジティブは意識的に話し、ネガティブは意識的に話さないことが必要です。

 

この章はビジネス書的な内容が強く他にも、伝え方、議論、プレゼン、相談の技術の方法が書かれています。

 

柔らかく的確に伝えるクッション話法は上司という立場の人間には非常に良い内容でした。

 

例えば「お引き受け出来ません。○○と言った方法でしたらご希望に添えると思いますが、いかがでしょう。」というNO BUT話法だとネガティブな印象を受けます。

 

しかしワンクッションおいて「確かに大変素晴しいアイディアだと思います。ただ話は分りますが、私は○○の方が良いと思います。」というYES BUT話法なら心理的ダメージは少なくなります。

 

さらに「そのアイデアはとてもよいと思います。あとはコスト面がクリアになれば進められそうですね」とYES AND話法であればマイルドで心もオープンになります。

 

「そのアイディアは良いね、より良くするにはどうすれば良いと思う?」というYES HOW話法では相手が気づいた場合に改善率がアップするそうです。上司だったら実践したいところですね。

 

3.「能力を最大限に引き出す書き方」

圧倒的に記憶に残り自己成長を促す「書く」という行為。

 

タイピングをするよりも手書きの方が脳が活性化するとされています。

 

RAS(脳幹網様体賦活系)と呼ばれる脳の検索機構は、書くことでRASが刺激されもっとも活性化されるため、記憶力や言語能力が高まるというわけです。

 

他にも読んでいる本に書き込みを行う、脳内にある情報を書き出す、簡単に落書きしてみると言った「インプットの直後にアウトプットを行うのが最善」とされています。

 

章の後半はインプットとアウトプットを繰り返し行う事で、上手な文章を書く方法や、メールノートイラストの書き方といったビジネス指南書のようになっています。

 

4.「圧倒的に結果を出す人の行動力」

アウトプットと言うと「話す、書く」のイメージが浮かびやすいかもしれませんが、例えばレシピ本を見て料理を作るという行動もアウトプットです

 

ここではパフォーマンスを最大化させるために、継続するための方法が記載されています。

 

本を読んで得た気づきに対して、それを行動せずに終わっている人が多く「行動が伴わないアウトプットをどれだけしても自己成長はありません」。

 

そしてアウトプットを継続するには、行動を細分化して「小目標」にするだけで継続化し易くなるので、脳に続ける事を楽しいと認識させてドーパミンを分泌出来るように訓練しましょう。

 

行動出来ない理由は、行動する内容が「学習領域」を超えて「危険領域」にあるため恐怖感が生まれ行動出来ません。

 

なので壮大な挑戦は逆効果、楽しいと思える「プチ目標」を設定しましょう。ハードルはいきなりではなく徐々に高くし、ドーパミンの生成を促せるポイントを見つけることが大切です。

 

人間の脳はマルチタスクは出来ないので、欲張らずに一点突破しましょう。

 

と言ったように、継続する集中するチャレンジするための感情のコントロールと行動原理が重要だと言うことが書かれています。

 

また、まず5分だけ頑張ってやる気スイッチとかに代表されるやる気を出す方法についての考え方が有ります。

 

クレペリン検査でもあるように、作業をし始めてから発生する「作業興奮」というものが存在し、これが5分ほど作業を行うとこの状態になるそうです。

 

作業興奮というのは「始めてからしばらく経つと少しずつやる気が出て、次第に集中できるようになる」状態です。

 

つまりやる気が出なくても、強引にでも「まず5分」とやり始めてしまうことが大切ということです。

 

5.「アウトプット力を高める7つのトレーニング法」

最後は日常生活で可能な、アウトプット力を鍛えるお勧めの方法がまとめられています。

  1. 日記を書く
  2. 健康について記録する
  3. 読書感想を書く
  4. 情報発信する
  5. SNSに書く
  6. ブログを書く
  7. 趣味について書く

と言った、平たく言えば実践しやすく楽しむという感情に繋がりながる事で、より記憶に定着し易くなると言った内容がまとめられていました。

 

まずは細分化したアウトプットを継続し続けられるかを確認し、ドーパミンが生成され楽しいと感じる事が出来るかどうかを試してみるのが良いかもしれません。


 

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